大阪の家とは違い…【怖くて不思議な話】
大阪の蒸し暑い夜を、怖い話で涼しく過ごしませんか?
先日、実家に住んでいた時の怖い話を書きましたが、今回は前回より怖くて
ちょっと不思議な話。
忘れもしない小学校6年生の3月の春休み。中学進学を控えていた頃のお話。
小学校高学年になった頃、弟と部屋を別々にしてもらっていた私はいつもの様に
眠っていた。
ふと目を覚ますと体が動かない。金縛りだ。
体が動かず怖かったが、好奇心に負けて目を開けてみると、
なんと体の上に2体の黒い影が…。
それは某名探偵でいう所の犯人のような形をした影、もっと言うと某動く城の最初のシーンに出てくる黒い影のような2体が、体の上に乗っていた。
私は昔から目が悪く、この頃にはすでに眼鏡をかけていた。夜寝ていたので眼鏡は外していたが、そうすると人の顔などは表情がはっきりと見えない。
そんな私の近視事情を知ってか、わざわざ黒い影で出てくれるなんて親切な幽霊さん。
非常に怖かったので目を瞑っていたが、金縛りは全くとけない。
目を瞑りながら心の中で念仏を唱え、必死に助けを求めた。
すると目をしっかり閉じているはずの私の目の前に、なぜか10歳くらいの
小さな子供が現れた。
目を閉じているはずなのに、視界に映ってくれるなんてこれまた親切さん。
先ほどの黒い影とは違い、その子供の周りは白い(白銀?)光で満ちていた
と記憶している。
そして、その子供が短い言葉を発した瞬間金縛りがとけた。
その子供が言った言葉は、私に向かって言ったのか、黒い影2体に言ったのか
何を言ったのかも分からないが、ふた事くらいの短い言葉だった。
やっと、動けるようになった…。
動かせるようになった体を起こし、事態を何とか把握しようとしていた直後
足音が段々遠くなっていくのが聞こえた。先日の階段を昇り降りではなく、
床を歩く音。
その後、足音を聞いて思わず隣の部屋の両親を呼んだ。
怖かったので、しばらくは両親と一緒に寝ていた。
金縛りがとけた直後、目覚ましを見ると1時26分だった。そんな事もあってか
私は夜の1時26分が怖い。
他にも何回か不思議な体験をしたのだが、大人になるにつれてその体験も
だんだん無くなっていった。
皆さんもこんな怖い経験ありますか?
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